2009年5月25日月曜日

日本人の意識

歯科医療の今の現状を見るにつけ、日本人の口腔内に対する意識の高低差を何とか埋めないとだめかな?と思っています。
押しなべてすべての方が口腔内にもっと気を使うと言うのはなかなか無理にしても、あまりに無頓着な他人と、異常なくらいに神経質な人の差が結構大きすぎるかな。

しばらく前に急患で飛び込んできた「ホスト」君。髪型や洋服にはかなり金を使っているよう。
口腔内は惨憺たる状況、上顎第一大臼歯がPerで腫れ上がっている。
早速圧力を下げるべく穿通して投薬して、彼の価値観を見直してもらおうと、後日の来院を待つも音沙汰無し。しまった、急患で時間が無くとも、もっとあそこで詳細な説明をすべきだったか?
しかし、他の患者さんの予約を押しのけての来院に、あれ以上時間を割くわけにもいかなかったし・・・。

それにしても今の歯科の点数、こういう人たちにきちんと説明して、納得して治療を受けてもらう体制が取り入れられているだろうか?
これで国民の健康を守れと言うなら、「無理」と断言しておこう。

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