トヨタの相談役の奥田氏が「厚労省いじめをするマスコミなんてスポンサーしてやらない」発言をしていますね。
大企業のおごり、思い上がりもはなはだしい発言です。
まるで「日本の国は俺が仕切っているんだ」的発言ですね、まことに幼稚としか思えません。
こう言ってもなかなかピンと来ない人もあるかもしれないですが、そもそも今の医療の問題点、この諸悪の根源のかなりの部分は経団連をはじめとする、経済界にあるのです。
私の手元に2000年に経団連が出した今後の医療に対する展望の論文がありますが、その中身は今現在起こっている医療福祉の混乱の原因そのものが書かれております。
年金問題、電子化(レセオンライン化)問題、老人医療の独立化、医療の合理化、医療費削減、すべて実は政府や政治家が考えてやってきたというより、経済界が考えて厚労省のやらせてきたことなんですね。
つまり、医療や福祉は経済問題としての視点でした見られていないから、儲からないことはやらない、という企業論理が働いてしまっているんです。
今、国民が怒っているのは、年金をごまかしたり、記録をいい加減にして紛失したり、給与額を勝手に書き換えて納入率をごまかしたり、年金の運用をごまかしたりという、あまりにいい加減なことをしてきた厚労省役人と、それを管理するべき義務を放棄してきた政府に対するものなんです。
これに対し、奥田氏が怒りを表すということは、逆に言うとこれらのいい加減なことをやらせた首謀者も経済界そのもの?と思わせる内容です。
逆に言ってやりましょう、日本の国を駄目にしてきたのもお前だよって。
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