2008年10月1日水曜日

薬物塗布に請求について

乳幼児薬物等に算定について御注意ください。
この乳幼児薬物塗布とは「サホライド」、つまりはフッ化ジアミン銀の塗布を行う点数ですから、当然のように初期う蝕の部分は黒変いたします。
しかし、ちゃんとした治療をまだ受けることができない乳幼児などでは、とりあえずう蝕の進行を遅らせることで後の治療につなげる意味を持っています。
ただ、大人の場合でも障害者や治療恐怖症でまともな治療ができない場合などもあろうという事で、17歳になるまでは幼若永久歯にも塗布を認めておりますが、それをどんどん拡大解釈して、多くの患者の永久歯に薬物塗布を算定する医院が多く存在します。
そもそも初期のう蝕に対して、薬物塗布しか方法が無いとお考えの医院を多くあるようですが、これは大きな間違いであると思われます。
また、医院によってはフッ化ナトリウムの塗布をフッ化ジアミン銀の塗布に置き換えての請求があるのではないかと思われます。
これは振り替え請求という事で立派な違法請求となることを御承知置きいただきたいと思います。

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